本文へ移動
PowerBuilder → .NET

PowerBuilder モダナイゼーションサービス

AI と自社サポートライブラリで、PowerScript 資産を .NET へ。
移行先は Windows Forms / Blazor からお選びいただけます。

バージョン単位の期限

終わるのは製品ではなく、お使いのバージョン

PowerBuilder は Appeon が開発を継続中。一方でサポート期限はバージョンごとに設定され、PB 2019 以前はすでに終了しています。

AI + 自社ライブラリ

変換・テスト・脆弱性対応まで自動化

AI で変換ツールを改良し、RPA が繰り返しテストを実行。DataWindow や OCX の互換性は ODO サポートライブラリが吸収します。

段階移行

ビッグバン移行を回避する

業務ドメインごとに変換・テスト・リリース。Phase 0 の PoC で方針を固め、見積精度を ±10% 以下まで詰めてから本移行に入ります。

Why now

PowerBuilder のサポート期限はバージョン単位

バージョン主要保守の終了サポート完全終了状態
PB 2017 / 2017 R22022年6月30日2023年6月30日終了済
PB 2017 R3—2025年7月31日終了済
PB 2019 / 2019 R22022年8月6日2023年8月6日終了済
PB 20212023年9月4日2024年9月4日終了済
PB 2019 R3(LTS)2026年1月22日2028年1月22日主要保守は終了
PB 2022 / 2022 R22026年5月7日2027年5月7日主要保守は終了
PB 2022 R3(LTS)2029年1月8日以降—サポート中

出典:Appeon End of Life Policy および各バージョンの End of Life 通知(2026年9月時点)。PowerBuilder 5 / 6 / 7 など、さらに古いバージョンはいずれも終了済です。

よくある誤解と、実際のところ

「PowerBuilder はもう終わった製品だ」

Appeon が開発を継続しています。2025年5月に PB 2025、2026年6月に PB 2025 R2 がリリースされました。

「サポート契約があるから当面は安心だ」

期限はバージョンごとです。「PowerBuilder を使っている」ことと「サポート内である」ことは別の話です。

「移行するなら全面的な作り直しになる」

変換ツールで、現行仕様のまま .NET へ移せます。設計書の最新化を前提としないため、短期間・低コストで移行できます。

Drivers

移行を検討する 4 つの理由

01

サポート期限

主要保守が終われば、不具合修正やセキュリティ対応は受けられません。

02

動作環境の制約

古い OCX / DLL や旧世代の DB クライアントは、最新の Windows で動作が保証されません。

03

他システム・AI との連携

REST API・クラウド・AI 系サービスとの連携は .NET の方が選択肢が広く、実装も短時間です。

04

保守体制の将来

.NET / C# に移せば、以降の改修は通常の .NET 案件。担当者を .NET の人材市場から迎えられます。

Target

移行先の選択肢 ― Windows Forms と Blazor

選択肢 A | 画面数の多い基幹系に推奨

Windows Forms(デスクトップ)

現行の使い勝手を保ちたい場合

  • PowerBuilder の画面構造と対応づけやすい
  • 帳票印刷・ローカルデバイスの扱いが素直
  • 利用者の操作感の変化を小さく抑えられる
  • Windows クライアントへの配布は引き続き必要
  • ブラウザ利用や社外展開は別途の対応になる
選択肢 B | 同じソースをブラウザで

Blazor Server(Web アプリ)

同じソースをブラウザで使いたい場合(仕組みは下記のアーキテクチャ)

  • WinForms 版と同じソースのまま、ブラウザで動作する
  • フォームはサーバーで動かし、見た目だけをブラウザへ送る
  • クライアントへの配布が不要で、テレワークや複数拠点にも対応
  • 反応の速さと通信量はネットワークの状況に左右される
  • 描画に GDI+ を使うため、Windows サーバーが前提

どちらも .NET の LTS 版で動作します(現行の LTS は .NET 10 / 2025年11月リリース・3年間サポート)。Web 版は WinForms 版と同じソースで動くため、まず Windows Forms で移行し、あとから Web 版を加えることもできます。

デスクトップ移行と Web 化の比較

比較項目デスクトップ移行(Windows Forms)Web 版(Blazor Server)
利用環境Windows PC にインストールして利用ブラウザ(Edge・Chrome など)で利用。サーバーは Windows が前提
配布・更新各 PC への配布が必要(ClickOnce などで自動更新は可能)サーバーに配置するだけ。PC への配布は不要
画面・操作感PowerBuilder の画面構造に近い形で再現しやすく、操作感の変化が小さいWinForms 版と同じ画面をサーバーで描いて表示。入力欄はブラウザの入力欄を使う
帳票印刷プリンターへ直接出力できるPDF を出力してブラウザから印刷するのが基本
ファイル・周辺機器ローカルファイルや周辺機器を直接扱えるブラウザの制約があり、扱い方の見直しが必要
利用場所社内ネットワークが中心テレワーク・複数拠点から利用しやすい。反応の速さはネットワークに左右される
移行の工数・リスク小さい(サーバーの追加が不要で、今の運用のまま使える)画面の作り直しは不要(WinForms 版と同じソース)。セッション管理の機能の追加が必要
向いているシステム画面数の多い基幹系・現場の入力業務社外や多拠点で使うシステム・照会が中心の業務

段階的な移行:Web 版は WinForms 版と同じソースで動くため、まず Windows Forms で移行し、必要な業務からブラウザでの利用を広げることができます。

Architecture

Web 版(Blazor Server)のアーキテクチャ

変換後のフォームはサーバーの中だけで動き、ブラウザにはその「見た目」を送ります。変換後のコードは書き換えず、WinForms 版と同じソースで動きます。

ブラウザ コントロールの絵PNG(変わった分だけ) 入力欄本物の input / textarea 枠・メニュー・メッセージボックスHTML で組み立て pbweb.js操作をサーバーへ送信 画面の差分 SignalR(WebSocket) クリック・キー入力 フォーカスの移動 Windows サーバー 受付プロセスブラウザごとに振り分け 作業用プロセス(ブラウザごとに1つ) 変換後のアプリ WinForms 版と同じ C# WinForms 互換モデル System.Windows.Forms(HWND なし) 専用スレッド+メッセージキュー WinForms と同じ順序でイベント GDI+ で描画 WM_PAINT のタイミングで PNG に
01

サーバーで WinForms 互換のモデルを動かす

弊社ライブラリの互換モデル上で、WinForms と同じ順序でイベントを起こします。MessageBox なども同期のまま動きます。

02

見た目は「絵」と HTML で送る

コントロールは GDI+ で PNG に描き、変わった分だけ送ります。入力欄はブラウザの本物の入力欄なので、日本語入力もそのまま使えます。

03

操作はウィンドウメッセージにして戻す

クリックやキー入力をサーバーでウィンドウメッセージとして流すので、WinForms 版と同じように反応します。速く打っても文字は消えません。

04

利用者ごとにプロセスを分ける

変換後のアプリはグローバル変数や SQLCA を静的に持つため、ブラウザごとに作業用のプロセスを起動して、1プロセス1人で動かします。

メリット:変換後のコードを書き換えずに、WinForms 版と同じソースからブラウザで動かせます。

注意点:画面の大部分はサーバーで描いた絵のため、通信量と反応の速さはネットワークに左右されます。描画に GDI+ を使うため、Windows サーバーが前提です。

Process

変換プロセス ― AI で変換ツールを開発する

PB ソースを変換するのは変換ツールです。AI はその変換ツールを開発・改良するために使います。移行期間中に現行ソースが更新されても、同じ品質で何度でも再変換できます。

AIドリブン・モダナイゼーションの詳細 →
ODO Support Library

ODO サポートライブラリが引き受けるもの

DataWindow 互換部品

データの取得・更新や Describe / Modify による動的変更など、DataWindow の動きを .NET 側で再現。移行の最大の論点をライブラリに閉じ込めます。

OCX・外部 DLL

16bit 世代を含む古い部品は、代替実装・ラッパ経由の呼び出し・外部プロセス化から最適な方式を選択します。

業務基盤・基底クラス

PB 側の基底クラスや共通関数群に相当する機能を提供。過去案件で作成済みのものは流用でき、コストを抑えられます。

文字列・日付処理

SJIS のバイト単位を前提とした文字列関数や和暦など、日本の業務システム特有の処理を同じ挙動で提供します。

変換後のコードには手を入れません。差分をライブラリ側に閉じ込めるため、再変換しても手戻りが発生しません。

画面 UI・帳票・データベース

画面 UI

DataGridView・TextBox・ComboBox など .NET 標準のコントロールで構成。商用コンポーネントのライセンス費用はかかりません。

帳票

DataWindow の帳票(Freeform / Group / N-Up など)を弊社独自の帳票編集ツールで再現。商用の帳票製品は不要です(ツールはサブスクリプションで提供)。

データベース

まず現行ベンダのサポート対象バージョンへ統一。SJIS → UTF-8 変換、複数 DB の統合、PostgreSQL への移行も Phase 0 で評価のうえ対応します。

Project

プロジェクトの進め方 ― ドメイン単位の段階移行

PHASE 0

準備・PoC

代表画面の試験変換。DataWindow の移行方針、旧世代部品、DB 移行リスクを特定し、見積精度を ±10% 以下に詰めます。

PHASE 1

基盤構築

データベース移行、DataWindow 互換部品の実装、帳票エンジンの整備。

PHASE 2〜4

業務ドメインごとの移行

業務領域ごとに「変換 → 単体テスト → シナリオテスト」を繰り返し、ビッグバン移行を回避します。

PHASE 5

バッチ・独立モジュール

バッチ処理を .NET のサービスとして移行。業務ドメインのフェーズと並行して進められます。

サービスメニュー

LEVEL 1

コンパイルエラー除去まで

テスト以降を自社で持たれる場合に。資産の解析と変換ルールの整備、指定の .NET バージョンでコンパイルが通るソースコードを納品します。

推奨LEVEL 2

ランタイムエラー除去まで

動く状態で受け取りたい場合に。RPA による自動テストで、現行システムのスクリーンショットと同じ画面が表示できるかを確認し、通常オペレーションでランタイムエラーが発生しない状態まで修正して納品します。

オプションサービス

  • リファクタリング
  • データベースバージョンアップ
  • PostgreSQL への移行
  • 脆弱性チェック(OWASP Top 10)
  • Web 化(Blazor 版の追加開発)
  • REST API 化
  • 画面設計書の作成(AppDocOne)
Next step

お見積りまでの進め方

パターン A

PowerBuilder 資産をご共有いただく

PBL / ソース一式を静的解析し、PBL 数・画面数・DataWindow 数・使用部品を洗い出して、移行方針と概算お見積り(精度 ±25%)をご提示します。秘密保持契約は先に締結いたします。

パターン B

ソースを社外に出せない場合

PBL の一覧、画面数、使用している帳票製品・外部部品の一覧をご提供ください。おおまかな進め方と概算をご提示します。

その後、Phase 0 の PoC(代表画面の試験変換)を経て、精度 ±10% 以下の本見積りを再提出します。

Contact

まずは PowerBuilder のバージョンと画面数をお聞かせください

お使いの開発基盤のバージョンと画面数だけでも、初期のご回答をお返しします。秘密保持契約の締結にも対応します。

TEL 03-5962-3776